『おいしい』っておいしい?

人生は山あり谷あり。「無難に生きる」ことが激ムズであることが証明された2020年を経て、これから私たちはどんな戦略で幸せを目指すべきでしょうか?

せっかくなら「やりたいこと」に挑戦してみる? それとも「収入重視」にシフトチェンジする?

何を“おいしい”と思うかは人それぞれだけど、そこがブレない人って、辛酸を舐めることすらも前向きに捉えています。今回は、独自の立ち位置を確立して活躍している方々の生き方から“おいしい”を抽出してみました。

あなたの人生にスパイスを。アレンジはご自由に♪

実業家 エンリケ『稼ぐ力』is おいしい?

売り上げで自分の価値をランク付けされてしまう世界で結果を出し続けてきたエンリケさん。バリバリ稼いだ結果、何が見えたのか? 幸せを左右する“お金”との付き合い方を語ってもらいました。
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-クレジット-ジャケット¥53000、ベスト¥33000/マサコテラニシ(アプレドゥマン) パンツ¥23000/アッパーハイツ(ゲストリスト) めがね¥52000/アーレム(グローブスペック エージェント) イヤリング¥32000、シルバーリング¥28000/エナソルーナ 時計¥8000/エジック(エレメントルール) その他/スタイリスト私物
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「対等」になるためのお金論。

一人で生きていくための経済力を重視してきました

どんなにお金を持っていても、そう簡単には手に入らないものがある。まずは女性としての“美しさ”だ。

「私はエステに行ったことがないし、整形もしたことがないんですよ。結局、頑張って外見を磨いても、内面に余裕がない人は他者にネガティブな印象を与えがちですよね?

キレイになるために、お金は必要不可欠じゃない。ストレスを溜めないように工夫したり、周囲への感謝を忘れないようにしたり、心を整えることに気を配ることが大事だと思います。まあ、それがいちばん難しいんですけど(笑)」

言わずもがな、愛情や友情もお金では買えない。でも、不確かな“情”を頼りにしなくても、お金があれば自分の幸せを守ることはできる。

「18歳でキャバ嬢の下積みを始めた頃から、私が重視してきたことは、一人でも生きていける経済力を養うこと。恋愛においても、自分で稼ぐ力があれば男性と対等に向き合えるし、収入や肩書を度外視して相手を選ぶこともできますよね。

結婚した後も、離婚を恐れて旦那さんの言いなりにならなくても大丈夫ですし。自分に自信を持てるという意味では、お金ってすごく“おいしい”です」

もともと貯蓄体質で私生活では“ドケチ”であることを告白しているエンリケさん。唯一、ファッションだけは惜しみなくお金を使うのだとか。

「馬子にも衣装! ずっと接客業をしていたので、身だしなみの自己投資に関してはケチではなかったです。上質な服や靴を身につけると気持ちも引き締まるし、上質なお客さんも寄ってくる(笑)。結果、投資した金額以上を稼げるようになるので。

そもそも私はシャンパンをラッパ飲みするような大雑把なキャバ嬢で、上目遣いも苦手だったし、せめて服装くらいは上品にしておかないとヤバいなと……。自分らしさを貫くためには、ある程度、お金のサポートは必要なんだと思います」

【PROFILE】

1987年11月2日生まれ。32歳で現役を引退するまで、最高時給26万円・年収3億円の東海ナンバーワンキャバ嬢として活躍。新刊『結局、賢く生きるより素直なバカが成功する』(講談社)が発売中。
-クレジット-撮影/川﨑一貴(MOUSTACHE) スタイリスト/浦田聡美 ヘア&メイク/間隆行(Lila) 取材・文/浅原聡 ※再構成 with online編集部 ※商品情報はwith2021年2月号発売時点のものです。
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